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村上 宣道 師 |
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日本ホーリネス教団 坂戸キリスト教会牧師 |
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心がふるえるとはこのことだろう。これはただの演奏アルバムではないという厳粛な想いにさえ駆られる。この音楽は心の奥深いところで奏でられ、そこから流れてくる旋律なので人の心を動かさずにはおかない。まさにスピリット・メロディーとでもいうべきか。そのスピリットとは、“G線上のアリア”ならぬ、「G線上の惠子」ともいうべく、Gospel(福音)、God'
love(神の愛)、そしてその名のごとくGrace(惠み)がその基調となっているのがはっきりと伝わってくる。牧師の家庭で、胎内にいる時から養われ、培われてきた賛美の感性に加えて、今日まで積み重ねられてきた豊かな経験と修練とが、みごとここに集約されて形をなしたのであろう。
不思議なことに、聴いてるうちに、自分がその音の中に溶かされ、一体化されてしまっているという、かって味わったことのない感覚にひたされる。聴くものの心にやさしくタッチして、いやしと慰めと勇気を、そして神への賛美にと向かわせてくれる。 |
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三浦 光世 師 |
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三浦綾子記念文学館 館長 |
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私は何一つ、楽器を演奏できない。まことにもって残念至極である。若い頃、勧められてギターを手にしたが、才能もなく、ものにならなかった。歌うことは好きで、学童の頃から、よくうたった。
結婚してからは、妻が喜んで聞いてくれることもあって、よくうたった。後に、「CDをつくっておきましょう」と言って下さる方があって、童謡、なつメロ、讃美歌を少しずつ一枚のCDに吹きこんだが、お恥ずかしい以外の何ものでもない。
この度、田中惠子さんのピアノ演奏のCDを聞いて、心底羨ましく思った。基礎も才能も私などとはちがって、水準が高いのである。いや、比較にならないのだ。
折あれば、一度田中さんの生演奏を聞いてみたいと思う。おそらく更に深い感動を与えられるにちがいない。 |
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相浦 和生 師 |
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日本基督教団 主恩教会牧師 |
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この度のPIANO ALBUM “G”の完成、
おめでとうございます。
8年前、名古屋中央教会に遣わされていた頃、はじめて教会の聖歌隊、青年会、教会学校が参加したCDを作った時のよろこびがよみがえってきました。
恵子さんのCDをBGMとして仕事をしながら聞き始めたのですが、いつのまにか手をとめて聞き入ってしまいました。
選曲がいい、こどもたちの合唱の声がいい。そして何よりピアノ演奏がいい。 |
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